過去の記事一覧
製薬・医療業界ニュース | |
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創薬力強化の方向性要求‐22年度改定方針議論
社会保障審議会医療部会
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社会保障審議会医療部会は4日、2022年度診療報酬改定の「基本方針」策定に向けた
議論を行った。医薬品のイノベーション評価、安定供給、創薬力強化などを方向性に
追記するよう求める声が上がり、医療保険部会と並行して議論を続け、12月上旬を
メドに取りまとめたい考え。
診療報酬改定では、同部会と医療保険部会で「基本方針」を策定した上で、中央社会
保険医療協議会で医療費の分配を議論する流れとなっている。
<薬事日報 2021.10.8> http://www.yakuji.co.jp/
2021年10月8日 |
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大塚製薬に化合物導出‐四つの精神領域新薬候補
大日本住友製薬
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大日本住友製薬は、精神神経領域で開発中の四つの新薬候補化合物について、全世界
で共同開発・販売する権利を導出するライセンス契約を大塚製薬と締結したと発表し
た。今回の契約により、大日本住友子会社のサノビオンは、大塚から契約一時金約
300億円を受け取る。開発マイルストンとして最大約690億円のほか、販売マイルスト
ンも受け取る見込み。
<薬事日報 2021.10.6> http://www.yakuji.co.jp/
2021年10月6日 |
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皮膚再生低下の仕組み解明‐難治性皮膚潰瘍の治療法開発へ
東京医科歯科大学
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東京医科歯科大学は9月22日、同大等の共同研究グループが、[1]ヒト表皮幹細胞の運
動能力が、幹細胞の自己複製や表皮再生に必須であること[2]加齢によって、皮膚再
生時の表皮増殖因子(EGF:Epidermal Growth Factor)受容体シグナル活性の低下が
起こること[3]EGF受容体シグナルは、表皮幹細胞の機能に必須であるXVII型コラーゲ
ン(COL17A1)の安定化に寄与していること[4]COL17A1は細胞骨格を介してヒト表皮
幹細胞の運動性を制御していること――を解明したと発表した。
<薬事日報 2021.10.6> http://www.yakuji.co.jp/
2021年10月6日 |
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アジアの治験データ共有‐製薬4社参画、大腸癌から
国立がん研究センター
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国立がん研究センターは、アジアを中心に行われた治験・臨床試験のデータを収集し
て医薬品に関する研究開発への利活用ができるデータシェアリング事業「ARCADアジ
ア」を開始した。製薬企業4社の大腸癌に関するデータのシェアリングから始め、胃
癌や肝癌などアジアに多い癌種にも対象を拡大する。年度内をメドに稼働させたい考
えだ。
<薬事日報 2021.10.6> http://www.yakuji.co.jp/
2021年10月6日 |
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運動支援サービス試験販売‐医師が指導、自宅で継続
アステラス製薬
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アステラス製薬は21日、自宅で科学的根拠に基づいた運動プログラムを実施できる運
動支援サービス「フィットエンスホーム」の試験販売を開始したと発表した。
同プログラムは、患者が医師の指導のもとで科学的根拠のある運動プログラムを自宅
で継続的に実施できるよう構築された新たな運動支援サービス。
<薬事日報 2021.9.24> http://www.yakuji.co.jp/
2021年9月24日 |
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「DS-8201」、胃癌3次治療で中国第II相
第一三共、アストラゼネカ
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第一三共とアストラゼネカは、抗体薬物複合体「DS-8201」(一般名:トラスツズマ
ブデルクステカン)について、中国でのHER2陽性胃癌患者への3次治療を対象とした
第II相試験を開始したと発表した。
<薬事日報 2021.9.24> http://www.yakuji.co.jp/
2021年9月24日 |
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エスタブリッシュ薬協議会が活動開始、政策提言へ
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特許期間が満了した医薬品に関する政策提言を行う「日本エスタブリッシュ医薬品研
究協議会」が13日付で発足し、活動を開始した。
発起人代表は武田テバファーマの松森浩士社長が務める。
<薬事日報 2021.9.17> http://www.yakuji.co.jp/
2021年9月17日 |
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眼の情報から疾患予測‐共同研究に合意
ロート製薬、大阪大学、SAI
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ロート製薬は、大阪大学大学院医学系研究科眼科教室、AI情報分析などを手がける
SAIと、眼の情報から全身の健康増進を実現する新しいソリューション創出に向けた
共同研究契約に合意したと発表した。
<薬事日報 2021.9.15> http://www.yakuji.co.jp/
2021年9月15日 |
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皮膚の恒常性機構を解明‐制御性T細胞が免疫抑制
順天堂大学研究グループ
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順天堂大学環境医学研究所・順天堂かゆみ研究センターの研究グループは、皮膚バリ
ア機能の破綻における制御性T細胞(Treg)の役割を解明した。
皮膚バリア機能の破綻によって皮膚が肥厚しTregが浸潤すること、表皮角化細胞から
放出されるインターロイキン(IL-33)は皮膚にTregを遊走させ浸潤・集積させること
を見出した。
<薬事日報 2021.9.15> http://www.yakuji.co.jp/
2021年9月15日 |
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「ハルモ」臨床試験に活用‐併用禁止薬、CRCへ通知
シミック、バイエル薬品
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シミックとバイエル薬品は、電子お薬手帳「ハルモ」を活用し、臨床試験の被験者に
併用禁止薬が処方された場合に自動的に検知し、治験コーディネーター(CRC)に知
らせるシステムを構築した。併用禁止薬の服用を未然に防ぎ、臨床試験の効率化や質
向上につなげる考えだ。
<薬事日報 2021.9.15> http://www.yakuji.co.jp/
2021年9月15日 |
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非医薬事業で1000億円へ‐来年度から順次製品を発売
大日本住友製薬
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大日本住友製薬は、フロンティア事業で開発中の情報通信技術(IT)などを活用した
非医薬製品を来年度から順次市場へ投入する。認知症患者向けのデジタルサービスや
社交不安障害患者向けの仮想現実(VR)コンテンツなどを皮切りに毎年製品の上市や
適応拡大を続け、2027年度頃までに日米で200~300億円規模の売上基盤を構築する計
画。32年度には同事業の売上高を1000億円規模に成長させる考えだ。
<薬事日報 2021.9.15> http://www.yakuji.co.jp/
2021年9月15日 |
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対話サービスにロボ活用‐阪大発ベンチャーと提携
塩野義製薬
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塩野義製薬は7日、大阪大学発ベンチャーのAVITAと資本業務提携契約を締結したと発
表した。ロボットやCGアバターによる対話サービスなどの開発に向けて協力する。
医療や介護の現場などで提供し、医療従事者の負担軽減やサービスの質向上につなげ
る考え。未病段階での健康相談への活用も視野に入れる。
<薬事日報 2021.9.10> http://www.yakuji.co.jp/
2021年9月10日 |
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低栄養リスク、AI予測‐探索的共同研究を開始
大塚製薬工場、富士通、国立がん研究センター、国立長寿医療研究センター
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大塚製薬工場と富士通は、国立がん研究センター、国立長寿医療研究センターと共に、
患者の低栄養リスクを予測するAIサービスを構築するための探索的な共同研究を開始
した。
同研究は、国立がん研究センター東病院における電子カルテシステムの癌患者1万人
分の診療データを匿名化した上でAIによる分析を実施し、患者の低栄養リスクを早期
に予測するAIモデル構築を目的とした探索的共同研究で、2022年3月末まで実施する。
<薬事日報 2021.9.10> http://www.yakuji.co.jp/
2021年9月10日 |
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HBVの肝発癌機構同定‐新たな治療法開発に期待
東京大学病院
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東京大学は1日、東京大学病院消化器内科の研究グループが、これまで不明だったB型
肝炎ウイルス(HBV)による肝発癌機構の一端を解明すると共に、HBV関連肝発癌を抑
止する新たな方法を見出したと発表した。
HBVが感染した肝細胞では、HBVが産生するウイルス蛋白HBxにより宿主蛋白Smc5/6が
分解されることで、Smc5/6蛋白の本来有する宿主DNAダメージ修復機能が低下し、肝
発癌促進の原因になることを明らかにした。現在のHBV治療の第一選択薬である核酸
アナログ製剤(DNA複製阻害剤)はウイルスDNAの産生を効率的に阻害するが、肝癌の
発生を完全に抑えることはできないことから、同研究成果をきっかけにHBV関連肝発
癌を抑止する新たな方法として、Smc5/6蛋白の分解抑制という手法が発展していく
ことが期待される。
<薬事日報 2021.9.10> http://www.yakuji.co.jp/
2021年9月10日 |
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新核酸薬創製、神経難病克服へ‐医歯大と武田が産学連携
東京医科歯科大学、武田薬品
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東京医科歯科大学は、神経難病の克服に向けた産学連携推進として、同大学発の基盤
技術であるヘテロ核酸医薬に関する武田薬品との共同研究について公表した。
武田薬品との共同研究では、同技術をさらに改良すると共に、いくつかの遺伝子を標
的にして神経難病の克服のための創薬研究を進めていくことにしている。
<薬事日報 2021.9.3> http://www.yakuji.co.jp/
2021年9月9日 |
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