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製薬・医療業界ニュース PDF
国内製造・供給確立に決意‐抗菌薬事業を再構築へ
Meiji Seika ファルマ


Meiji Seika ファルマの小林大吉郎社長は11日、都内で開いた事業説明会で、高齢化などでペニシリン系抗菌薬の使用拡大が続く中で供給が途絶すると「医療が止まる」として、「自国で原薬の調達から出荷まである程度コントロールできることが必要だ」と述べ、原薬の海外依存を改め、国内製造・供給のサプライチェーンを確立することに向けて強い決意を示した。これまで採算性の面で困難があった抗菌薬事業だが、薬価の下支え措置などで収益確保と再投資の見通しが立ったとして事業再構築を判断したと説明した。
<薬事日報 2023.7.14> http://www.yakuji.co.jp/ 
2023年7月14日
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AIと対話し服薬指導訓練‐VR空間で容態急変に対応
名城大学薬学部


名城大学薬学部は今月上旬から、人工知能(AI)や仮想現実(VR)技術を活用した2種類の教材を4年生の演習で使い始めた。文部科学省の昨年度補助金で、患者を模したAIとの音声の対話で服薬指導を訓練できる教材や、VR空間内で患者の状態を評価し、最適な薬を選択する経験を積む教材を独自に開発した。自宅での服薬指導の反復練習や、容態が急変する患者への対応を経験できるなど、従来の教育では十分に手が届かなかったことを補えると期待している。

<薬事日報 2023.7.14> http://www.yakuji.co.jp/ 
2023年7月14日
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薬薬連携で癌患者フォロー‐タスクシフトの成果報告
日本病院薬剤師会東北ブロック学術大会

日本病院薬剤師会東北ブロック学術大会が10、11日の両日に福島県郡山市内で開催され、シンポジウムで病院薬剤師によるタスクシフティングの取り組みが報告された。東北大学病院薬剤部では薬局薬剤師と協働し、乳癌治療薬の「ベージニオ」(一般名:アベマシクリブ)、「イブランス」(パルボシクリブ)が投与された患者を対象に、支持療法の説明や副作用管理を行う薬剤師外来を実施している。病院薬剤部と宮城県内のフォローアップ対応薬局が患者の副作用状況を確認することで、下痢による減量の件数を臨床試験成績から減らす成果を挙げるなど、薬薬連携によるフォローアップ体制を確立している。

<薬事日報 2023.6.19> http://www.yakuji.co.jp/ 
 
2023年6月21日
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蛋白質分解誘導剤の研究強化‐乳癌など対象に新薬創出
アステラス製薬、カルジェン

アステラス製薬は15日、治療薬の新たなモダリティとして同社が注力する「蛋白質分解誘導剤」の研究に強みを持つ米バイオ医薬品企業カルジェンと共同研究を行うと発表した。同剤の研究を強化し、乳癌やその他固形癌を対象にする複数の新規薬剤の創出を目指す。
同剤は、標的蛋白質に分解を促す標識であるユビキチンを付加し、その蛋白質の分解を手助けするプロテアソームが分解する仕組みのユビキチン・プロテアソーム系を利用した薬剤。これまでの阻害剤では十分に効果が出なかった疾患において効果が期待される。

<薬事日報 2023.6.19> http://www.yakuji.co.jp/ 
 
2023年6月21日
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再生医療CDMOを分割‐新会社に承継、事業強化
帝人

帝人は、再生医療CDMO事業を行う新会社「帝人リジェネット」を設立し、事業展開を加速する。4月には米国を中心に世界展開を進める米バイオCDMOのレジリエンスと国際的な戦略的業務提携を発表し、国際展開を視野に事業強化を進めている。
帝人は5月31日の取締役会で、今後の再生医療CDMO事業の展開・拡大に向け事業分割し、8月1日の予定で新社に承継することを決議した。分割は「機動的かつ柔軟な事業戦略の遂行を推進することを目的に行うもの」と説明している。

<薬事日報 2023.6.21> http://www.yakuji.co.jp/ 
2023年6月21日
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CDMO強化へ新棟建設‐甲府工場に、グローバル需要対応
テルモ


テルモは、開発製造受託(CDMO)強化などを狙い、山梨県の甲府工場内に新棟を建設する。
投資額は522億円、2025年度の竣工を予定する。CDMOは、22年度からの5カ年成長戦略の成長の柱の一つと位置付けており、増えるグローバルの需要に対応できる生産体制構築を進めていくとしている。
新棟工場では、医療機器と医薬品を組み合わせたコンビネーション製品のCDMOや腹膜透析関連製品の生産を行う予定にしている。増設を見据えた生産スペースも確保するという。

<薬事日報 2023.6.2> http://www.yakuji.co.jp/ 
2023年6月5日
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自動化進め増産に対応‐西神工場の生産体制強化
日本イーライリリー


日本イーライリリーは、兵庫県神戸市にある西神工場に、自動化のための設備などを導入し、生産体制を強化する。製品の販売量の増加による成長を見込み、製品の増産に対応するのが狙いで、2025年末までに完了する予定にしている。
これまでも同工場には20億円を投資しているが、今回50億円を追加し、21年度から25年度までに計70億円を投資する計画だ。

<薬事日報 2023.6.2> http://www.yakuji.co.jp/ 
2023年6月5日
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バイオ原薬製造棟を新設‐自社品の上市スピード加速
中外製薬


中外製薬は5月30日、グループの中外製薬工業宇都宮工場(栃木県)内にバイオ原薬製造棟と注射剤製造棟を建設すると発表した。2施設で計564億円を投資する計画だ。
バイオ原薬製造棟は、従来のバッチ方式に加え、培養槽に連続して栄養分を供給しながら抗体を回収する灌流培養の導入など連続生産機能も一部実装する。
同施設が完成することで、同社の抗体原薬製造体制は、臨床開発から上市直後の初期生産まで一貫した自社供給基盤が強化され、自社創製品の上市までを加速できるとしている。

<薬事日報 2023.6.2> http://www.yakuji.co.jp/ 
2023年6月5日
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蛋白質合成に新因子発見‐走査リボソーム解析法で
九州大学・理化学研究所研究グループ


九州大学と理化学研究所の研究グループは、走査リボソームに結合する蛋白質を網羅的に同定する新規手法「Sel-TCP-MS法」を開発。同手法を用いて走査リボソームにASC-1複合体が結合することを見出した。ASC-1は、走査リボソームがmRNA上を進みやすいように固い構造を解く機能を持っていた。今後、走査リボソームを介した翻訳制御機構と疾患の関連が明らかになることが期待されている。

<薬事日報 2023.5.31> http://www.yakuji.co.jp/ 
2023年6月5日
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抗癌剤「HBI-8000」、日本人悪性黒色腫患者対象の第III相試験を開始
Meiji Seika ファルマ


Meiji Seika ファルマ=抗癌剤「HBI-8000」(一般名:ツシジノスタット)について、提携先の米HUYABIOが日本人の悪性黒色腫患者を対象に、第III相試験を開始したと発表した。
PD-1またはPD-L1阻害剤による治療歴のない切除不能または転移性悪性黒色腫患者約480例を対象に、ニボルマブ併用群とプラセボ群とを比較する。
同社は日本のほか、アジア7カ国(韓国、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナム、シンガポール)で同剤を独占的に開発・販売する権利を保有している。

<薬事日報 2023.5.31> http://www.yakuji.co.jp/ 
2023年6月5日
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バイオ薬製造人材育成へ‐即戦力など最優先課題
日本製薬工業協会バイオ医薬品委員会


日本製薬工業協会のバイオ医薬品委員会は今年度、不足しているバイオ医薬品製造人材の育成を最優先課題に取り組む。製薬企業や受託製造企業対象の即戦力人材育成、高専、薬学や工学などの大学生を対象にした人材教育支援を進める。学生向けは、バ
イオ医薬品製造への関心を高め、職業にしてもらうよう動機付けも行いたい考えで、今後、実施計画を検討する。
バイオ医薬品製造では、化学合成と異なり、生きた細胞、蛋白質を取り扱うための手技、ノウハウ、微生物管理手法などを身に付ける必要がある。国もバイオ製造施設整備の支援事業を行っているものの、その製造に携わる人材は不足しており、同委員会は「喫緊の課題」として人材育成に取り組むことにした。

<薬事日報 2023.5.31> http://www.yakuji.co.jp/ 
2023年6月5日
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遺伝性網膜疾患薬を了承‐初の眼科遺伝子治療薬
薬事・食品衛生審議会再生医療等製品・生物由来技術部会


薬事・食品衛生審議会再生医療等製品・生物由来技術部会は26日、ノバルティスファーマの遺伝性網膜ジストロフィー(IRD)治療薬「ルクスターナ注」(一般名:ボレチゲンネパルボベク)の製造販売承認を審議し、了承した。承認された場合、眼科領域
の遺伝子治療剤は初となる。
ルクスターナ注は、両アレル性RPE65遺伝子変異による遺伝性網膜ジストロフィーを効能・効果とする。同疾患は、遺伝子変異が原因で網膜の機能に進行性の障害を引き起こし、視力低下や色覚障害、失明に至る可能性がある。

<薬事日報 2023.5.31> http://www.yakuji.co.jp/ 
2023年6月5日
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新たに「骨内膜幹細胞」発見‐骨成長や癌発生に関与
長崎大学、米テキサス大学研究グループ


長崎大学と米テキサス大学の研究グループは、米ミシガン大学などを含む国際共同研究によって、これまで同定されていなかった骨髄に存在する新たな骨の幹細胞を発見し、「骨内膜幹細胞」と名付けた。
研究グループは、新たな同幹細胞は骨の成長や再生に貢献するだけでなく、癌の発生の起源にもなり得ることを明らかにした。

<薬事日報 2023.5.26> http://www.yakuji.co.jp/ 
2023年6月5日
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PHR事業者団体を設立‐サービスの適切な運用図る

PHR事業者団体となる「PHRサービス事業協会(仮称)」が7月10日に設立される。
生活者・患者個人が持つ健康診断の記録や診療記録を携帯端末などに記録したものをPHRと呼び、アプリなどがある。政府は、これらデータやマイナポータル経由で得られるレセプト情報などを生かし、健康づくりや診療に役立つようにしたい考え。
サービスが適切に運用されるようPHRの標準化、情報の同意取得・個人情報保護、適切な機能に関する業界自主ルールなどを検討する。

<薬事日報 2023.5.26> http://www.yakuji.co.jp/ 
2023年6月5日
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新規β-ラクタマーゼ阻害剤、国際第III相を開始
Meiji Seika ファルマ

Meiji Seika ファルマは4月26日、薬剤耐性(AMR)対策に向けた新規β-ラクタマーゼ阻害剤「OP0595」(国際一般名:ナキュバクタム)の国際共同第III相試験を開始したと発表した。
既存のβ-ラクタム系抗菌薬との併用により薬剤耐性菌であるカルバペネマーゼ産生腸内細菌目細菌(CRE)への有効性が期待されるという。

<薬事日報 2023.5.8> http://www.yakuji.co.jp/ 
2023年5月16日
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