過去の記事一覧
製薬・医療業界ニュース | |
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緊急避妊薬、オンラインで処方可‐薬局で服用など条件 厚生労働省・オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会 厚生労働省は3月29日に都内で開いた「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」で、オンライン診療による緊急避妊薬の処方を条件付きで認める方向性を確認した。 十分な知識を持った医師による説明や、服用後に妊娠していないかを確認するための3週間後の産婦人科受診、処方箋を持って行った薬局の薬剤師の前で服用することなどを条件とし、原則、初診は対面診療とするオンライン診療の例外扱いとする。 <薬事日報 2019.4.1> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年4月1日 |
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癌免疫療法で共同研究 富士フイルム、国立がん研究センター 富士フイルムと国立がん研究センターは、新たな癌免疫療法の開発に向けた共同研究を開始した。富士フイルムが開発中のリポソーム製剤と免疫チェックポイント阻害剤の併用療法で生存期間が延長した非臨床試験結果を受け、がん研究センターが有する免疫細胞の解析技術など臨床検体を用いた研究ノウハウを活かし、新たな免疫療法の開発を目指す。 富士フイルムは、リポソームに抗癌剤「ゲムシタビン」を内包したリポソーム製剤 「FF-10832」、抗癌剤「トポテカン」を内包したリポソーム製剤「FF-10850」の非臨床試験で、リポソーム製剤と免疫チェックポイント阻害剤の併用群が単剤群と比較して生存期間の延長を示す結果を得ていた。 <薬事日報 2019.4.1> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年4月1日 |
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3月26日付承認の新薬‐国内初の遺伝子治療薬 厚生労働省 厚生労働省が3月26日に承認した新医薬品では、再生医療等製品で条件・期限付承認となった遺伝子治療製品であるDNAプラスミド製剤「コラテジェン筋注用」や、アデノシンデアミナーゼ(ADA)酵素製剤「レブコビ筋注」など国内初の製品が目立った。 さらに、世界で日本が初承認となる乾癬治療薬「スキリージ皮下注シリンジ」、ギリアドが国内で初めて承認を取得した抗HIV薬「ビクタルビ配合錠」など話題の新製品も登場した。 <薬事日報 2019.4.1> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年4月1日 |
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AI創薬の本格運用開始‐一部工程をほぼ半分に短縮 アステラス製薬 アステラス製薬は、人工知能(AI)を活用した創薬の本格的運用をスタートさせた。研究開発費の低減や研究開発スピードの向上が求められる中、AIで高速化・効率化を図ると共に、研究者の経験と勘では着想できないアイデアから革新的新薬を生み出す。過去に蓄積した化合物の合成データをもとに、標的蛋白質と親和性が高く、毒性を回避できる化合物を自動的に設計する技術や薬理・毒性試験を一部代替する技術を確立。 一部のプロセスでは、従来に比べほぼ半分の期間で期待する成果が得られた。 <薬事日報 2019.3.27> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年3月27日 |
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患者からの副作用報告、PMDAが受付スタート‐安全対策に活用へ 厚生労働省 厚生労働省は26日、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が医薬品による副作用が疑われる症例情報を患者からウェブサイト等で収集する「患者からの医薬品副作用報告」の受付を本格的に開始したと発表した。2012年から試行的に実施していたが、その結果を踏まえ、安全対策に活用することが有用と判断。国内で製造販売されている医療用医薬品や一般用医薬品を対象に、副作用疑いの症状を引き起こしたと思われる医薬品、症状などの情報を患者、家族が報告する。 <薬事日報 2019.3.27> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年3月27日 |
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希少疾患と他部門が立体連携‐初のハイブリッドモデルに挑戦 武田薬品 武田薬品は、シャイアーとの合併に伴い、国内で希少疾患領域に特化した「レアディジーズビジネスユニット」(RDBU)を新設するなど、4月から新組織体制のスタートを切る。 国内の市場環境が厳しさを増す中、ジャパン・ファーマ・ビジネスユニットプレジデントの岩崎真人氏は、二次医療圏ごとに構成された幅広い販路を持つジェネラルメディスンビジネスユニット(GMBU)と、RDBUやオンコロジーBUなどの専門性を組み合わせ、地域包括ケア体制を見据えた情報提供を展開していく方針を示した。 <薬事日報 2019.2.27> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年3月15日 |
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かゆみ悪化に脳内物質関与‐アトピーの創薬標的に 京都薬科大学研究グループ 京都薬科大学薬理学分野の藤井正徳准教授らの共同研究グループは、アトピー性皮膚炎のかゆみが悪化する新たなメカニズムを発見した。アトピー性皮膚炎のモデルマウスを使った研究で、脳内物質であるアロプレグナノロンがかゆみの悪化に関与することを世界で始めて明らかにした。この物質を標的にした、かゆみを抑える治療薬の開発につながると期待できるという。研究成果は、英学術誌「サイエンティフィック・リポーツ」のオンライン速報版に掲載された。 <薬事日報 2019.2.27> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年2月27日 |
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SNS経由の医薬品購入、ツイッターと連携で監視強化 東京都 東京都は21日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やフリーマーケットサイト(フリマサイト)などを介した医薬品の購入対策として、ツイッタージャパンと連携すると共に、都の公式ツイッターアカウントを開設し、監視指導を強化すると発表した。 都は「SNSやフリマサイトなどを介した医薬品の購入は危険」とし、不正な医薬品販売による健康被害を未然に防ぐ取り組みを強化する。 <薬事日報 2019.2.27> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年2月27日 |
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コールセンターは“宝の山”‐通話データから製剤改良 ノバルティスファーマ 患者の声が集まるコールセンターは製薬企業にとって“宝の山”――。 ノバルティスファーマのコールセンターでは、24人のオペレーターが月5000件の問い合わせに対応しているが、集積した通話内容を分析して、自社製品の品質改善点をエビデンスとして収集し、日本からスイス本社に製品改良を提案している。 <薬事日報 2019.2.13> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年2月13日 |
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新たなドラッグデザイン法開発‐抗癌剤の機能高めることに成功 九州大学薬学研究院、長崎国際大学薬学部、名古屋大学、京都大学大学院 九州大学薬学研究院と長崎国際大学薬学部、名古屋大学、京都大学大学院の研究グループは、化学反応で蛋白質の機能を阻害する新しい分子デザインを見出し、これを応用して強い薬効と高い安全性を併せ持つ抗癌剤が開発できることを発見した。 <薬事日報 2019.2.6> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年2月6日 |
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抗体を効率的に分離・精製‐セラミックス粒子用いて開発 産業技術総合研究所、日本特殊陶業 産業技術総合研究所と日本特殊陶業は共同で、血清から抗体を効率的に分離・精製するためのセラミックス粒子を開発した。 この粒子は、抗体精製カラム用粒子で一般的に利用される抗体と特異的に結合するプロテインAなどの蛋白質を使用しないで、同等の抗体結合容量(~50mg抗体/mL粒子)を持っている。そのため、抗体医薬品などの抗体製品の製造工程の低コスト化や高効率化への貢献が期待される。 <薬事日報 2019.2.6> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年2月6日 |
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独製造受託企業、94億円で買収‐再生医療を世界展開 日立化成 日立化成は、再生医療等製品の受託製造を手がける独アプセスバイオファーマを7億5500万ドル(約94億円)で買収する。4月から日立化成の子会社として稼働する予定。 従来から日米で再生医療等製品の製造受託事業を手がけてきたが、欧州にも拠点が加わる形となり、世界展開を加速させていく。 <薬事日報 2019.2.6> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年2月6日 |
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バイオ薬から低分子薬へ‐人工核酸アプタマーを活用 医薬基盤・健康・栄養研究所 医薬基盤・健康・栄養研究所創薬デザイン研究センターの笠原勇矢氏らは、人工核酸アプタマーを用いて、バイオ医薬品を経口投与可能な低分子医薬品に改良する研究プロジェクトを開始した。バイオ医薬品の標的蛋白質に活性のある中分子の人工核酸アプタマーを見つけ出し、人工核酸アプタマーと標的蛋白質が結合した複合体から得られた活性情報をもとに、低分子医薬品を創製するプラットフォーム構築を目指す。 <薬事日報 2019.2.6> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年2月6日 |
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日本市場、23年にはドイツが肉薄‐先進国唯一のマイナス成長 IQVIA 2023年までの国内医薬品市場における年平均成長率が、固定ドルベースで横ばいからマイナス3%になるとの厳しい市場予測が、米IQVIAの調査で明らかになった。 薬価改定やジェネリック医薬品の浸透が影響し、他の先進国に比べ成長率が低くなり、世界第3位の医薬品市場は確保するものの、第4位のドイツとの差が大きく縮まると見られる。 世界の医薬品市場が18年の1兆2000億ドルから23年には1兆5000億ドルへと上昇が見込まれる中、先進国では日本市場だけがマイナス成長となる見通し。 一方、高成長を続けてきた中国も平均成長率で米国を下回る予測となっており、代わってインドの世界10位入りが見込まれるなど、勢力図が変化しそうだ。 <薬事日報 2019.2.4> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年2月4日 |
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中国でバイオ医薬品商用製剤拠点の生産能力拡大に着手 独ベーリンガーインゲルハイム 中国・上海におけるバイオ医薬品の製造需要に対応するべく、中国でバイオ医薬品の商用製剤拠点「OASIS」の生産能力拡大に着手した。 同施設では今年中に中国で抗体医薬品の商用製造・供給を開始する中、バイオリアクターを追加し、GMPに準拠した2000Lの細胞培養設備、シングルユース・バイオリアクター製造ラインの稼働を支えるために必要な設備とインフラを整備する。 <薬事日報 2019.2.4> http://www.yakuji.co.jp/ 2019年2月4日 |
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